オタクの聖地、秋葉原という街
秋葉原といえば❝オタクの聖地❞として今や国際観光都市のひとつになりました。
日本のオタク文化はもはや国内にとどまることなく、グローバル化し、各国にファンがいるといわれています。
オタクと一括りにいってもジャンルはさまざま。
アニメや漫画・アイドル、コスプレなど嗜好性の強いものから、鉄道、家電などインフラに関するものまで。
そうした膨大なオタクのプラットホームとして認識され、世界中のオタクが訪れる秋葉原。
外国人の中には秋葉原に来ることが目当てで日本を訪れているという観光客もいるほど、今や秋葉原は世界中のオタクファンの憧れの場所なのです。
秋葉原は女性よりも圧倒的に男性に人気がある街ですが、それには理由があります。
秋葉原の変遷
もともと秋葉原は中央通りと神田明神通りを中心として世界有数の電気街として有名になりました。
それは、戦後秋葉原周辺には工学系の学校があったことから、その生徒に向けラジオや無線機の部品を販売するお店が軒を連ねていたからです。
そのため今でもパソコンやスマートフォンをはじめとした電化製品を購入するのが目的の人も数多く足を運んでいます。
パソコン関連でゲーム人気が起こると、特に美少女系ゲームをよりハイスペックなパソコンでプレイする需要が高まりました。
そうしたモノを求めて集まる男性が満足し、楽しめるために、メイドカフェやアイドルグッズのお店などが集まる、これまでにほかでは見られない独特な雰囲気が漂う街となったのです。
現在の秋葉原
秋葉原の駅高架下は再開発が進み新たなスポットも多く誕生しています。
駅から少し歩くと歴史ある神田明神があり、新旧織り交ざった他では見られないような街になっています。
ひと昔は「オタク=モテない」が定着していましたが、そうした街の変遷とともにオシャレでかっこいい男性も出現するようになりました。
そもそも、上記の経緯から秋葉原は男性に支持を得てきた街でしたが、腐女子(男性同士の恋愛を扱った小説や漫画などを好む女性)にとっても重要な拠点になっています。
アニメや漫画などの仮想現実と現実のはざまを垣間見れる街として秋葉原は変わってきたのです。
そのため、グルメ街が充実してきたり、オシャレな雑貨やグッズのお店だったり、よりバラエティーに満ちた街になってきた印象があります。
バレンタインにおすすめのチョコレート探しも秋葉原でという女性も増えているのだとか。
よって男性だけではなく、女性にも魅力的な特徴が加算されているのが現在の秋葉原という街だといえるでしょう。
秋葉原に住むなら
秋葉原が好きという人だけでなく、秋葉原は交通アクセスの良い場所であるために住みたいと考える人が多くいます。
駅前がにぎわっているためどこも生活しにくいと思われがちですが、生活しやすい閑静な場所も多くあり物件は充実しています。
家賃相場としても秋葉原駅周辺でもワンルームであれば10万円以内の物件も多く都心にしては住みやすいエリアといえるでしょう。
駅から少し離れたエリアに移動してもこの家賃相場はほとんど変わらないのが特徴ですが、その分、設備が充実したり部屋が広くなったりといったメリットもあるでしょう。
例えば、秋葉原から15分ほど歩けば、すぐに文京区に入ります。
秋葉原が千代田区であるため、千代田区ブランドの物件は家賃が高い場合が多いですが、文京区になると家賃相場が2万円ほど安くなります。
そのため、秋葉原駅周辺で物件を探したいという場合には千代田区に限定せず文京区まで足を広げるのがおすすめです。
インターネットでの物件探しには注意を!
秋葉原駅付近は人気エリアでありビジネスマンも多く物件を探すため、インターネットでの情報が充実しています。
物件サイトでも秋葉原の物件は豊富です。しかし、よく見ないとトラブルの原因となることが多いので気を付けましょう。
秋葉原駅がターミナル駅で便利ということで最寄りが秋葉原ではない物件も多くあります。
二駅利用可能ということで秋葉原を書いているものの、実際は秋葉原まではかなりの徒歩が必要と言う物件も少なくありません。そのためきちんと物件の所在地を確認したうえで選ぶようにしましょう。
また、どれだけ忙しくても内見は重要です。実際の物件に行ってみないと写真と違う印象を受けたり生活する地域の様子がわからなかったりと住んでみて気付くトラブルや不便さも多くあります。
面倒でも必ず内見をし、実際の地域を歩いたうえで契約することをおすすめします。
後から後悔しないよう必ず現地見学しましょう。
*関連記事参照≫「部屋探しにピッタリの時期と物件を探すタイミング」
最後に
今回は秋葉原という特殊な街について特集してきました。
秋葉原は時代と共に常に変化し続ける街です。
新型コロナウィルスの影響やブームも去って行ったことからメイドカフェやコンセプトカフェなどのお店は減少しているといいます。
しかし秋葉原に限っては、これからも時代のニーズに合わせ変化し続け、最もトレンドに敏感な街として新たな文化を生み出し続けてくれることでしょう。