1. >
  2. >
  3. 上手な冷房と除湿の使い分け

上手な冷房と除湿の使い分け

除湿と冷房の違いについて理解しよう

エアコンには暖房や冷房、除湿機能があり、使用者はこれらを使い分ける必要があります。
暖房は寒いときに使うため分かりやすいですが、暑いときには冷房と除湿どちらも使うことがあります。
これらの違いを理解すれば正しく使い分けることができるようになり、節約効果が期待できるようになります。

まず冷房の機能ですが、これは涼しい風を送り部屋の温度を下げる役割を行います。
単純に部屋の中の温度が下げることで、冷却効果をもたらすものとなっています。

次に除湿機能は、家の中の湿気を取り除くことで涼しさを感じられるようになる機能となっています。
夏場は気温が上がり、部屋の中の水分も温められてしまいます。
気温が高いことに加えて、体感温度の高い湿気が充満しているとさらに暑く感じやすいため、除湿をすることで涼しさを感じられるようになります。

冷房を使うべきタイミングとは

暑いときに冷房で部屋を涼しくするタイミングは、「湿気が少ないのに暑さを感じるとき」です。
当たり前と思うかもしれませんが、湿度が低いというのがポイントで、このときは除湿機能を使ってもあまり涼しくなりません。
冷房で直接部屋を冷やす必要があります。

次に除湿機能を使うタイミングですが、部屋の湿度が高く、かつ暑さを感じるときです。
湿度が高いかどうかは湿度計を使うと正確に確認できますが、体感で判断しても良いでしょう。
湿度が高い部屋は、入った直後に蒸し蒸しした空気を感じられるはずです。
汗がなかなか乾かず肌がべたつくような感覚もあるため、これを目安に湿度が高いかどうかを判断しましょう。

このときに部屋の水分を除去することで、より効率よく涼しさを感じられるようになります。
このように、除湿機能も場合によっては部屋の冷却にかなり効果的に働くため、活用すると良いでしょう。

必要に応じて送風機能も使うとより効果的

エアコンには暖房や冷房、除湿機能に加えて、送風機能が付いていることも多いです。
送風機能とは風を送るだけの機能のことを指し、部屋の中の空気を循環させるときに効果的です。

暖かい空気や冷たい空気は、実は部屋の中にまんべんなく行き渡るのではありません。
暖かい空気は上のほうに行きやすく、冷たい空気は下のほうに溜まりやすいのです。
エアコンを使うときに冷たい空気が部屋の中にまんべんなく行き渡る方が涼しさを感じやすいため、送風機能も加え冷たい空気を循環させるようにしましょう。

送風機能は単に風を送り込むだけのため、電気代を節約することができるのもメリットです。
冷房や除湿機能に加えて、送風機能を活用することで、最低限の電気代で部屋の涼しさを保つことができるようになります。